画竜点睛

故事成語

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画竜点睛

  • 画竜点睛
  • 【がりょうてんせい】

【意味】
物事を完成させるために、大事なところに手を加えて仕上げをすること。

【説明】
「竜(りゅう)を画(えが)いて睛(ひとみ)を点(てん)ず」と読む。
「睛」は、ひとみ・目のこと。
梁の画家である張僧ヨウが、金陵の安楽寺の壁に四頭の竜の絵を描いたが、「ひとみを描けば竜が飛び去ってしまう」と言い、ひとみは描きこまなかった。
人々は、でたらめだといい、無理やりにひとみを描かせた。
すると、たちまちいなずまが壁を突き破り、ひとみを描いた二頭の竜は天に昇っていってしまった。
ひとみを描きこまなかった二頭は、そのまま残っていたという話から。

【出典】
歴代名画記

参考書籍

出典のわかる故事成語・成句辞典

遠藤哲夫


三省堂 中国故事成語辞典 ワイド版

金岡照光


中国古典名言事典

諸橋轍次


故事成語 目からウロコの85話

阿辻哲次


まんがで学ぶ故事成語

八木章好・榊原唯幸

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