漁夫の利

故事成語

故事成語大辞典は、昔から伝わる故事成語や四字熟語・中国のことわざを全て紹介。

故事成語大辞典 > か行の故事成語 > 漁夫の利

漁夫の利

  • 漁夫の利
  • 【ぎょふのり】

【意味】
両者がお互いに争っている隙に、第三者が利益を横取りすること。

【説明】
戦国時代、燕の国を攻めようとしている趙の恵文王に対し、燕の国を攻めないよう蘇代が説いた話から。
日なたぼっこをするために口をあけていたハマグリに、シギの鳥がその肉を食べようと突いた。
ハマグリは貝を閉じてシギの口ばしを挟み込んだ。
お互いに相手をはなそうとせず、譲らなかった。
そこへ、たまたま漁師がやって来て、ハマグリとシギを両方とも生け捕りにしたという話。

【出典】
戦国策[燕策上]

参考書籍

出典のわかる故事成語・成句辞典

遠藤哲夫


三省堂 中国故事成語辞典 ワイド版

金岡照光


中国古典名言事典

諸橋轍次


故事成語 目からウロコの85話

阿辻哲次


まんがで学ぶ故事成語

八木章好・榊原唯幸

Copyright (C)故事成語大辞典.All Rights Reserved.