鶏を割くに焉くんぞ牛刀を用いん

故事成語

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鶏を割くに焉くんぞ牛刀を用いん

  • 鶏を割くに焉くんぞ牛刀を用いん
  • 【にわとりをさくにいずくんぞぎゅうとうをもちいん】

【意味】
小さなことを処理するのに、大がかりなことは必要ない。

【説明】
孔子が、弟子の子遊が治めている武城の街へ行った時、琴の音やそれに合わせた詩が聞こえてきた。
それに対し、孔子が冗談で、国をよく治めるためには礼や詩・音楽を楽しむことが必要だと言ったが、「このような小さな街を治めるのには大げさすぎるのでは?鶏を調理するのに牛を調理する包丁を使わなくてもいいのでは?」と言った。
「牛刀を以て鶏を割く」ともいう。

【出典】
論語[陽貨]

参考書籍

出典のわかる故事成語・成句辞典

遠藤哲夫


三省堂 中国故事成語辞典 ワイド版

金岡照光


中国古典名言事典

諸橋轍次


故事成語 目からウロコの85話

阿辻哲次


まんがで学ぶ故事成語

八木章好・榊原唯幸

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