- 鶏を割くに焉くんぞ牛刀を用いん
- 【にわとりをさくにいずくんぞぎゅうとうをもちいん】
【意味】
小さなことを処理するのに、大がかりなことは必要ない。
【説明】
孔子が、弟子の子遊が治めている武城の街へ行った時、琴の音やそれに合わせた詩が聞こえてきた。
それに対し、孔子が冗談で、国をよく治めるためには礼や詩・音楽を楽しむことが必要だと言ったが、「このような小さな街を治めるのには大げさすぎるのでは?鶏を調理するのに牛を調理する包丁を使わなくてもいいのでは?」と言った。
「牛刀を以て鶏を割く」ともいう。
【出典】
論語[陽貨]